2011年02月11日

バレンタイン(3のつづき)

前回ブログで取り上げた「焼きチョコ」の作り方を調べました。
PRD2009-08-0249_100007_00_1287133071_4cb6c60f49aff.jpg
前回示した特許の特開2008−206457(森永製菓)によると、
従来方法でチョコレート生地を成形後の焼成時のダレが発生するのを抑制できるようにするために、
工夫をしているようです。具体的には、
融点35℃の常温硬化性にしたチョコレート生地を成形後、
温度15〜30℃の雰囲気下で1時間以上放置し、180〜300℃で1〜10分焼成するというものです。

融点35℃の常温硬化性にしたチョコレート生地とは、素人の私にはよくわかりませんが以下です。

HLB10以上のポリグリセリン飽和脂肪酸エステル、かつ、
HLB8以上のポリグリセリン不飽和脂肪酸エステルに
飽和脂肪酸トリグリセリドを0.2〜5.0質量%含有させたものです。

タグ:分析
posted by アナリス at 15:16 | Comment(0) | テーマ「バレンタインデー」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月08日

バレンタイン(3)

夏場でも溶けないことが特長として販売された、森永製菓のベイク <ショコラ> について、特許分析をしてみました。

PRD2009-08-0249_100007_00_1287133071_4cb6c60f49aff.jpg
「焼きチョコ」は森永製菓の独占技術のようです。

ラフな調査ですが、15件の出願群が抽出されました。
項番公報番号発明の名称
1特開2010-207198焼成チョコレート及びその製造方法
2特開2010-207197焼成チョコレート及びその製造方法
3特開2010-207196含気チョコレート及び焼成含気チョコレート並びにそれらの製造方法
4特開2010-088374焼菓子センター用含水チョコレート生地及び焼菓子
5特開2008-206458焼成チョコレート菓子
6特開2008-206457焼成チョコレート菓子及びその製造方法
7特開2004-254639焼き菓子の製造方法
8特開2004-254638焼き菓子の製造方法
9特開2002-223700焼き菓子及びその製造法
10特開2002-209525ホイップチョコレート付き冷菓
11特開2001-269121ベーカリー製品用チョコレートチップ
12特開2000-287609ゼリーの製造方法及び該ゼリーを含有する食品
13特開2000-253823菓子及びその製造方法
14特開平11-018679複合菓子及びその製造法
15特開平10-210934焼き菓子の製造法
タグ:分析
posted by アナリス at 21:45 | Comment(0) | テーマ「バレンタインデー」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月06日

バレンタイン(2)チョコチョコぷくりん

バレンタインデーに因んだテーマとして、チョコレートの特許分析テーマを検討しました。
チョコの型、チョコの成形方法には、出願も少なく面白いテーマが見つかりませんでした。

面白そうだなと思ったのが、おもちゃメーカーのチョコ製造機、タカラトミーのチョコチョコぷくりん。
トミー.png

その出願の特開2010−252639には、エアインチョコを簡単につくる工夫を特許化しようとするものでした。

特開2010−252639.png特開2010−252639代表図.png

タグ:分析
posted by アナリス at 16:03 | Comment(0) | テーマ「バレンタインデー」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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