2018年05月05日

自動運転自動車を牽引するNVIDIAの技術とは

NVIDIAは、自動車メーカーとパートナー関係を構築し、自動運転レベル4へと進めていて、そのような記事が多くみられる。


ただし、なぜNVIDIAなのか?GPUを中心としたパーツメーカーとなぜ自動車メーカーは手を組んでいるのか?疑問に思う人も少なくないと思う。

NVIDIAのHPを覗いてみたところ、自動運転向けのプラットフォーム「AI Co-Pilot」が目当てなのかと気になった。

そのプラットフォームとは、以下の技術のことのようである。

  • 顔認識
  • 視線追跡
  • ジェスチャー認識
  • 頭の位置と視線の追跡
  • 自然言語処理
  • 音声スピーチ機能
  • 拡張読唇機能
  • 外部環境認識
GPUのことではなさそうだ。

なんか自動運転とはかけ離れた技術のようにもみえる。

顔認識などは、セキュリティに使われる技術で、ジェスチャー認識はユーザーインターフェースで使われる技術、それに音声スピーチ機能って、喋ってくれる機能のようだけど、ロボット技術のようにも思う。

なぜ、これが自動運転自動車に意味があるのか?

をよくよく読み進めてみて、自動運転自動車に役立ちそうな気がしてきた。
トヨタをはじめ、VW,BMW,などなどの自動車メーカーがNVIDIAと組む理由が見えてきた。

運転手の意図をちゃんと汲む機能が「AI Co-Pilot」に備えられている模様。
それも高速で常時働くAI機能は、単なるソフトウエアでは処理できない応答性を実現できる。コンマ何秒で事故が起きる。この応答性は、致命傷になりかねない。そこにGPUなどの半導体がキーパーツになる。

それだけではない。NVIDIAのGPUなどハードウエアにディープラーニング(Deeplearning)ソフトウエアを組み込んだプラットフォーム技術である点が優れている。

運転手の目線によって、危険物を気付いたり、
眠っている運転手を事前に把握したり、
「危ない!」と叫ぶ運転手の声から自動ブレーキをかけたり、
ハンドルを持っている運転手がボタン操作などできない状況でありながら、ジェスチャーで運転手の意図を組んだり、
危険を音声スピーチで知らせたり、
自動運転には人が関わり、人の意図が関わるので、「AI Co-Pilot」のような機能が自動車には必要ということと思った。

自動車メーカーは、IT企業と比べるとAI技術やソフトウエアが強いとは言えないので、NVIDIAと組んだのではないかと思われた。

posted by アナリス at 11:48 | Comment(0) | テーマ「自動運転」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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