2019年04月27日

自動ブレーキの自動車メーカー別の動向(技術・特許)

自動ブレーキの技術とは?


自動車が衝突しそうな時に、車を停止させようとする機能のことです。


欧州での呼称は、Autonomous Emergency Brakingで「自動緊急ブレーキ」です。


衝突する対象物をセンサーが検知し、速度や距離を考慮して、衝突の恐れがあると判断した際に、自動的にブレーキが作動させるものです。


そのセンサーには、「赤外線レーザー」、「単眼カメラ」、「ステレオカメラ」、「ミリ波レーダー」などの複数の種類があって、1種類だけのものもあれば、複数を併用しているものもあります。




センサが違う各自動車メーカー別の技術


自動車メーカーのほとんどが「自動ブレーキ」の機能を商用化しています。


普通自動車で商用化したスバルのアイサイトは、CMなどもしていて知られています。


トヨタは、


https://toyota.jp/safety/scene/scenes/?padid=ag461_safety_about_tss_link01


によれば、 「自動(被害軽減)ブレーキ」 を呼称 とし、


センサに「単眼カメラ」+「ミリ波センサー」 を併用しています。


広い視野で人や走行車両をカメラで認識し、一方、カメラが苦手な雨や霧、夜間をカバーすべく、ミリ波レーダーで認識しています。


日産は、


https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/dayz/performance_safety/nim.html


によれば、「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」を呼称 とし、


前方のクルマや人を検知して、ぶつかる可能性が高まると表示とブザーでドライバーに回避操作をメーター内の警告表示とブザーでドライバーの回避操作を促し、 万一、安全に減速できなかった場合には、ブレーキが作動するとあります。


ホンダは、


https://www.honda.co.jp/safety/technology/active/cmbs2/


によれば、「 衝突軽減ブレーキ〈CMBS〉(レーダータイプ) 」を呼称 とし、
 ※ CMBS=Collision Mitigation Brake System


センサに「ミリ波レーダー」を使っています。


衝突の危険が高まると音や表示、軽い自動ブレーキで注意を促します。


衝突対象が対向車の場合には、ステアリング振動によっても警告する機能もあります。 


スバルは、


https://www.subaru.jp/levorg/levorg/safety/eyesight.html


によれば、「 アイサイト(ver.3) 」を呼称 とし、


センサに「ステレオカメラ 」 を使っているようです。


ステレオカメラは、視野角と視認距離を拡大して認識性能を向上させているようで、さらに、カラー画像化をしています。それにより、ブレーキランプの赤く光る点灯を認識できるようにし、従来より性能を高めている。カメラの不得意な逆光にも対応する改善がなされ、安定性を高めています。


他のマツダ、アウディ、など、ほとんどの自動車メーカーが自動ブレーキの機能を商用化しています。


ただし、ここまで紹介したように、トヨタ、日産、ホンダ、スバルの4社を比較してもわかるように、センサが各社異なります。また、日々進化をさせているようです。各社の性能はマチマチといえますし、日々性能が変化していっている状況が分かりました。


 

盛り上がり方が違う各自動車メーカー別の特許出願


では、各社の特許出願の状況を見てみましょう。


特許出願数を出願年で時系列にしたパテントマップを示しました。



最近の特許出願のボリュームは、トヨタが各社の倍くらいあることが分かりました。


スバルは、200 8年に 初代のEyeSightを出して、その前の開発時期に特許出願を多く出願しました。


その近辺は、日産自動車の特許出願も比較して多くありました。


しかし、最近、トヨタの特許出願が特に多くなっていて、日産自動車の出願が自動ブレーキに関し、減らしてきていることが分かります。ホンダは、2014年に増やしてきていて、その後も継続をしていますが、トヨタに追い付いていない状況です。


商用化した機能のセンサは、各社で異なるようなので、技術開発の違いが出ている可能性があり、特許出願の状況も違うように推測しました。(現時点では未確認です)


【予告】


後日、本投稿をアップデートする予定です。


各社の特許出願の内容を分析し、最近の技術開発がどこまで進展しているか、性能を高めるとか、別な機能にシフトしているとか、など、各社がどこに向かって技術開発を進めているのか、将来の機能を予測できるように、各社の特許出願を把握してみようと思っています。


お楽しみに。


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posted by アナリス at 09:55 | Comment(0) | テーマ「自動運転」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月11日

オープンイノベーションが興ている業界に参入企業は?

□ 概況

自動運転車の業界は、オープンイノベーションが興ている限られた業界と言える。トヨタをはじめ自動車メーカー各社は、他社とアライアンスを複数しているからである。


自動車メーカーのトヨタ 、日産自動車、アウディ、ボルボ、メルセデス、BMW、GM 、フォルクスワーゲン、フォード、ルノー 、ホンダ 、マツダ 、スバル 、三菱自動車、ZMP 、テスラ が自動運転車の開発をしている。


サプライヤーのコンチネンタル、 デンソー 、パナソニック、三菱電機は、センサや制御の技術を開発している。 

ITメーカーのWaymo、Apple、ソフトバンク、 Apple、インテル 、NVIDIAがGPUなどの半導体やソフトウエアなどを開発している。

タクシー、ライドシェアのUber、リフト は、地図を利用して車を誘導する技術などを開発している。


それぞれがアライアンスをし、自前で開発する自動車メーカーは取り残される状況があるからである。

キーパーツには、LiDARなどのセンサがあ流。多くのパートメーカーやスタートアップ企業が開発をしていて、競争が激しい。


それに加えて、ライドシェアやタクシー、トラックなど、自動運転車を活用したサービス(ビジネス)を目論み、自動車の誘導(ナビゲーション)技術、自動車間の走行距離制御、など、様々なソフトウエアの技術開発が進められている。


このようにパーツ、自動車、サービス、ソフトウエア、情報整備、など、技術開発が多くの企業で行われていて、着実に自動運転車の無人化になる時代が近づいてきてる状況で、その先のサービスまでビジネスが視野に入っている。その市場規模は、巨大になることが予測されている。



しかし、LiDARセンサは、数百万円するなど、高価。それにサイズが大きいなど、普及に必要な価格、サイズ、などが現時点で十分ではない。自動運転の制御にしても、事故を引き起こす懸念があり、公道を無人で自律走行させるには、もう少し技術のレベルアップが必要になる。

だからこそ、最先端の技術を早く手に入れ、商品化したい。それを狙って新たな企業が独自の技術で参入を目指している。


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2019年03月17日

Waymoの自動運転車の技術・特許とは

□企業

現在は、Alphabetの子会社。2009年当初は、Googleが自動運転車業界立ち上げを仕掛けた。その後、分社化しWaymoとなりAlphabetの子会社となっている。

□事業

配車サービス「Waymo One」を提供を開始した。UberやLIFTがすでにサービスをしていて、自動運転に特化し、Waymoが参入した形である。

Waymo one

Jaguarと提携し、I-PACEをベースに自動運転車を開発した。

jaguar I-PACE ベースのWaymo

それ以外にも、大手自動車メーカーと提携して、業界を牽引する立場をとっている。

ホンダや日産などとの提携の記事がある。

自動運転車の自律走行技術、ADASの技術を保有。公道でのテスト走行を繰り返す。

□配車サービスの競合

Uberを訴える。その後、和解の記事が出ている。

Uber、自動運転技術めぐる訴訟で和解CNET Japan

Waymoは2017年、配車サービス企業UberがWaymoの自動運転車開発に必要な技術に関する企業秘密を盗んだとして、Uberを提訴した。

□技術

テスト走行そのもの技術がある。世界でNo1の走行距離があり、様々なシーンでの自律走行のノウハウがあると思われる。AI技術は、それを学習していて、頭に良いAI君に育っていると思われる。

□特許

Waymo名の米国出願の件数推移は以下。600件を超える特許出願がある。

自動運転車が話題になる前からの出願があることがわかる。


Unknown


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